レガシィBP5/エンジン不調/プラグ交換/エアフロ掃除・40キロしか出ない車で首都高を走る恐怖を味わった話

こんにちは神乃木です。クルマに乗ってるとどこかがトラブルを起こすみたいな話はよくあると思うのですが、今日は本当に突然のトラブルでびっくりした話をご紹介します。

時は遡ること9月の21日。この日僕はBPレガシィの購入を検討している友人がいるということで「どんな感じか乗ってみない?」と友人を誘って首都高や三浦半島のほうをドライブしていました。友人はこの個体を大層気に入ったらしく、本来であれば途中で降りるべき場所を通過して追加一周ドライブしてみたりととてもエンジョイしていました。

大満足で帰った友人を尻目に自分も帰路につき、休憩を終えたパーキングエリアからクルマを出したその時。

「ボコッ」

あれ……おかしいな? と思いました。

ことの始まり

「なんだろう? まぁいいか」と思い大黒PAからクルマを引き出し、神奈川5号線へ向かいます。大黒PAは螺旋状になったPAなので高速に乗るまで少し距離があります。とりあえず60キロくらいまで加速しようと思いアクセルを踏んだところ、

「あれ? 速度が上がらないぞ……」

なんとジャンクション内の上り坂で40キロ程度までしか出ないではないですか。えっなにそれ怖い。そのまま流れで首都高に乗りますが、最低速度は20キロ程度まで落ちることもありました。神奈川5号線といえば私が以前動画で「スピード違反取締に注意」と言った場所ですが、これだと逆に低速過ぎて取締を受けそうなレベルです。

場所の参考動画

幸いだったのは平地になるととりあえず60キロくらいは出てくれること。しかし、昭和島の上り坂などではやはり40キロ程度しか出ません。普通に80キロ~100キロで流れている高速道路を40キロで走る恐怖といったらありゃしませんでした。

土地勘のない場所で降りてもしょうがないので、震えながらクルマを走らせること数分。平和島出口まで戻ってきたので、取り急ぎ平和島で降りてクルマの様子を確認してみることにしました。

明らかに異常なエンジン音と排気

もうアイドリングの時点で振動や音が変です。ボコボコ言ってます。クルマにとても詳しい父親に連絡すると、「プラグの劣化かエンジンのかぶりだと思う」とのことで、応急処置としてプラグコードの刺し直しなども試しますが、やはり症状は改善せず。

結局平和島での修理は諦め、そこから命からがら下道を自走してその日は車庫に帰り着きました。

帰ったあと、「このままエンジンがぶっ壊れて廃車になったらどうしよう……」「27万キロも走ってるし、もう寿命なのかな……」などいろいろな思いがよぎります。

27万キロの話やイシカワモータースについては以下記事に書いています。

レガシィツーリングワゴンを買って1ヶ月経ったので、車のある生活について振り返る

自分で調べた限りだと、やはりこの症状は完全なる失火(エンジンの不完全燃焼)であり、点火プラグ、またはインジェクター(燃料を噴射する装置)の不具合、またはイグニッションコイル(燃料を燃やすための火花を作る電磁石)のどれかが悪いのではないかと思いましたが、経験も設備もない自分では、原因を調べきることはできませんでした。

とりあえず考えても仕方ないのでその日は寝ます。色々あって疲れちゃいましたね。そして翌朝、朝イチで世話になっているイシカワモータースへ電話しました。

原因は点火プラグ(スパークプラグ)とプラグコードの劣化

電話でイシカワさんに症状を伝えると、「そうですねぇやっぱり点火系か燃料系だと思います。ちょっと立て込んでてお預かりはできないのですが、症状を見るくらいならできます」とのことだったので、排気からプロペラ機みたいな音のするレガシィを引きずって町屋までクルマを持っていきました。実際に診てもらうと「点火っぽいですねぇー、ちょっと見てみますね」とのことだったので預けて終了。

やがて連絡が入り、「これはですねぇー、点火プラグがもう寿命でした」とのこと。前回プラグを交換したのは7万キロ前で、プラグは10万キロ走れる長寿命タイプのものを使っています。まさかそんな早く? と思い実際に外したプラグを見てみると、なんとこんな状態でした。

あぁ……こりゃだめだ。本来であればプラグの先には白い合金があるはずですが、それがまったくありません。これでは失火するわけです。しかも2気筒分も死んでいました。後から知ったことですが、このクルマは奥側にある2気筒は通気性が悪く高温の過酷な環境になりがちで、劣化も早いんだとか。

さらにプラグコードもかなり劣化していました。これは全部で4本あるうちの右手奥側にあるプラグコードですが、こちらも錆びてかなり劣化しています。プラグコードはコードの内部で発生した火花を絶縁するためのものですが、これが劣化していると絶縁性が悪くなって火花が外部に散ってしまう(リークする)ため、正常な火花をエンジンルームに届けられなくなるのです。こういったことが続くと当然スパークプラグにも負荷がかかってしまい、上記のような異常消耗に繋がってしまいます。

恐らく原因と思しきものが分かったところで、プラグを交換してもらいます。スバルの水平対向エンジンはプラグ交換の難しさ・時間のかかり具合が非常に高い作業ですが、本来お預かりはできないと言われていたにもかかわらず、忙しい中で何とか交換していただきました。有り難い限りです。

プラグコードは後日とのことだったので一旦作業を終了してもらったところ、エンジンの調子の悪さが平和島のときを100とすると、5くらいまで落ち着いてくれました。たまにノッキングするのはプラグコードの悪さでしょう。

プラグコードを交換すれば調子が戻るはずが……?

そして翌週、今度はプラグコードを交換してもらいました。今まで社外品でしたが今回は純正のものに。イシカワさんいわく「プラグコードだけは純正のほうが良い。持ちが違う」とのことだったので純正でお願いしました。元々の青いプラグコードは個人的に気に入っていたのですが、純正なので黒色のコードに戻りましたね。

プラグもプラグコードも新品に交換し、心機一転の気分で家に向かって帰ります。信号待ちで停止し、再び動き出す時に少しだけ強めに踏んでみました。すると……。

「ブォォ(ボコッ)ォォオン!」

えっ、またこの症状再発!?

結局色々走って確認をしたところ、平和島を100とするとまだ2~3程度、30分に1回くらいはエンジンのノッキングのような症状が発生することがわかりました。

こういったケースの場合、例えば以下の症状が考えられるようです。

  • プラグ以外にも、イグニッションコイルやインジェクターの劣化、燃料フィルターの劣化などのトラブルが起きている(交換が必要)
  • プラグコードやプラグを交換して抵抗値が変わったため、ECU(クルマのコンピュータ)が変更についていけてない(ほっとくと治る)
  • エアフローセンサー、ノッキングセンサー、燃料センサーなどのセンサー類の不調(掃除するか交換が必要)

確かに100に対しての2~3程度であり、正直普通に運転してる分にはそれほどは気になりません。ただ私の性分的に、不完全な道具を使い続けることは主義に反するので、治すのであれば徹底的に治したくになってしまいます。

ただ、イグニッションコイルもインジェクターも交換になると部品代だけで数万円かかってしまい、流石にこれ以上の出費は避けたいと思っている次第。まずは簡単にできるところから確認しましょう。

エアフローセンサーが結構汚れていた

というわけでエアフローセンサーを確認してみます。エンジンは燃焼に空気(酸素)を必要としているので、ボンネットの前部から空気を取り入れる構造をしています。この取り入れる空気は、当然暑かったり寒かったりしますし、ボンネット前部から取り入れる関係上、風の強さなどが変わってきます。この風の強さ、吸気温度などを正確に計測し、それをECUに伝えて燃焼を調整してもらうセンサーがエアフローセンサーです。

こいつが汚れていたり故障していたりすると、ECUは誤った空気の状態を認識したまま燃焼・点火などを管理してしまうため、エンジンの不調に繋がってしまいます。

レガシィの場合にはボンネット左側上部の比較的わかり易い場所にエアフローセンサーがあるので、プラスドライバーで外して中のセンサーを引き出します。

引き出したセンサーがこちら。既に砂埃がたくさんついているし、綿棒のような吸気温度センサーは汚れがついていて真っ黒。これでは正確な計測はできていないのでは? ということで、KUREのエアフロークリーナーというスプレー缶をしっかり吹いて掃除していきます。

1缶前部使い切る勢いで、センサー部分(筒の中にもセンサーがあるのでそこも掃除)にスプレーを吹き付けまくった結果、汚れがかなり落ちて右のような赤色になりました。この色の変化を見る限りだと、だいぶセンサーに問題があったのではと感じますよね。

5分程度放置すれば乾燥したので、またセンサーをそーっと元に戻しました。

プラグ交換・エアフローセンサー洗浄のその後

エアフローセンサーを掃除し、改めて試走してみます。元々交換前も30分くらい運転しないと症状が出なかったのですが、気づけば1時間くらい走っていても症状が出なくなりました。これは勝ったかもしれない。

走りも変わりました。このクルマは元々低速域でかなり強めにトルクが出ており、発進時に雑にアクセルを踏んでしまうと結構な勢いで飛び出してしまうのですが、まずそういう状況が少し落ち着きました。

さらに、4000回転手前で俗に言う「トルクの谷」が強く感じられるようになりました。エンジンの出力は回転数に正比例するわけではなく、様々な要因で出力が変化するため、一時的に出力の落ちる回転域のことを「トルクの谷」と言ったりします。その特性の変化が如実に感じられるようになりました。

そして驚いたのは4000回転から上のパワー感です。びっくりしてアクセルを緩めてしまう程度には加速感(食らいつき感)が増しました。やっぱりエアフローセンサーの掃除って大事なんだなぁと思いました。

トルクの谷を埋めるには、ECUをいじって燃調(燃料調整)の変更を行うことで改善する場合があります。上記のような「様々な要因での出力の変化」を、吹き付ける燃料の量を調整することでなるべくなめらかにするのが燃調の役割ですが、今回はプラグ、プラグコード、そしてエアフローセンサーを新調しているため、セッティングが変わってECU側も困惑していることでしょう。

ECUのROMを手動で弄るとより良いセッティングができるそうですが、別にレース走行をするわけでもないし、そもそも3500回転自体が常用する回転域ではないため、しばらくはECUが学習する(かも?)のを待って様子見しようと思います。

何はともあれ、不調だったエンジンが良くなってよかったです。エンジン不調のせいか自分も体調が少し不調になったくらいでしたが、こちらも全く問題なくなりました。どんだけ神経質なのよ自分w

 

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