神乃木です。
前回に引き続き、冬の散財の紹介とレビューを続けたいと思います。
今回は後半戦3つのレビューです。
Lexicon LXP Native Reverb Plug-in Bundle
オケ音源を手に入れた結果得た感想は、「良いリバーブが欲しい!」です。
今まではWavesのTrueVerbとかで頑張っていましたが、ここへ来てもっと良いリバーブが要るのではないか? ということに気付き、リバーブを買うことにしました。
今回購入したのはリバーブの名門レキシコンのリバーブ。
買って良かったと素直に思える音でした。残響がとても美しい。
そんでもって、とにかく使い方が簡単。プリセットも豊富なので、それを元に少し値を弄ってあげるだけで簡単に好みの音を作ってくれます。
「リバーブとか大して差はないだろwww」とか思っていた僕の常識を良い意味で覆してくれた逸品でした。SweetWaterという海外通販サイトでDL販売10,100円にて購入。
Native Instruments Damage / Massive
オケ音源とセットで、パーカッション音源を買うことも考えていました。鉄板はEWのSD2というプラグインですが、皆さんかなりの数使ってらっしゃるので、ここはあえて別音源をチョイス。安くなっていたNative Instrumentsから「Damage」を購入しました。
Damageは迫力あるドラムとか金属系の音をループ・単打音に分けて収録したもので、ループを使えばすぐにかっこいいパーカッショントラックが使えるし、単打音なら好きに音を作れるというものです。単打音についてはスクリーンショットのようにポジションの修正もできるので、好きなように音を鳴らすことができます。
ただパッチを探すのが若干面倒くさいのと、主張しすぎる音が多いため、オケ音源とうまく組み合わせて使えるのかどうかは使用者の腕によるものが大きいかなと思いました。
同じタイミングでMASSIVEも買いましたが、使ってないので今回はレビューなしです。合わせて24,800円なり。
GENELEC 8020B
こちらも言わずと知れたモニタースピーカーの名門、GENELECが出している定番モニタースピーカーです。
中古でさえペア7万円以上する本機ですが、なんと閉店セールをやっていたMUSIC VOX新宿店にてペア53,000円という破格で展示品を購入。新品で片方が4万とか5万とかする世界なので、大変安く買えました。
音は申し分なく良いです。
もともとのモニタースピーカーにはYAMAHAのHS50Mを使用していたのですが、このスピーカーはとにかく低音がスカスカで、一切空気感の感じられる演奏が出来ていませんでした。なので前々から買い替えは考えていたのです。
買い替え候補に上がったのは、AdamのA3X、FOCALのCMS40、GENELECの6010と8020。何度か試聴を行った結果、以下の様な印象を受けました。
A3X:定位は凄く良い、低音は力強いが行き過ぎ感があり、ちょっと下品に聞こえる
CMS40:フラットで定位感もあるが、ちょっと音に色が付いてしまう。リスニング用なら良さそう。
6010:物凄くフラット。定位も良いが、若干低音に力強さが足りない。
8020:物凄くフラットで上から下までしっかり出る。
GENELEC 8020はとにかくモニター用途に特化したスピーカーなので、質の悪い音を鳴らすと見事に質の悪さを再現してくれるスピーカーです。今まで悪いと思っていなかった音がここまで悪かったのかと思わされることになりました。そのかわり、良い音は最高に良い音で演奏してくれます。これはそういうスピーカーです。
HS50Mからの変更であまりにもカルチャーショックがでかすぎて、買ってからしばらくはずっと過去に聞いてた音源を聴き直す作業をしてしまいました。
自分で作ったものもそうですが、人が作った作品などでも、とにかく良い所と悪いところがまるわかりになってしまうんですよね。市販のCDの音質の良し悪しまで完璧に示してしまうんです。
こりゃ、今後作るときは今まで以上に気を使って音を作らないといけないなぁと思いました。でもそれ以上に、音楽を聴くことの楽しさを呼び覚ましてくれたという点で、僕にとっては凄く良い買い物だったと思います。大げさな言い方をすれば、自分の知らなかった世界を示してくれるというか、そういう感じです。何より、安く買えましたしね。
気になる合計金額は……
気になる散財合計額ですが、本ブログ執筆時点で、
合計155,150円
となりました! 馬鹿じゃねえの!
やばいと思ったが、物欲を抑えきれなかったとでも言いましょうか。
でも音楽関係の機材は年末にセールをやることが多いので、今年買い逃すとまた来年まで待たないといけないものも多いんですよね。なので今月が異常だったということで、来月以降はまた節制して暮らしていこうと思います;;
でも、今回の散財で一つ学んだことがあります。
良い機材を買わないと、今まで自分が聴いていた音が良くないことには気づけない。
「耳」は確かに自身の能力ではありますが、その能力を最大限発揮するには機材も必要なんですよね。
だから、財産が許すのであれば、機材は極力良い物を買っていったほうがよいと思いました。
という感じでちょっと美談にしたところで、今回の記事はおしまいです。
来月以降のカード明細が見たくないですね! 神乃木でした。
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