【Cubase】自動保存時に作業を中断されるイライラを、タイマーで回避する方法

Cubaseには標準で自動保存機能が搭載されていますが、そもそもCubaseはトラック数が多くなればなるほど保存に時間がかかるため、オーケストラなどの大量のトラックを必要とするものを作っている時には自動保存の度に作業を数十秒中断されることもあります。

集中して作業してるときに限って「ああああああ!!!!」ってなることもしばしばあるものの、かといって自動保存を切るとDAWが落ちた時の救済措置がありません……。

そういうときにおすすめなのが、こちらのタイマーソフトです。

「タイマー「教える時男くんII」」
http://t.vector.jp/t2I

好きな時間でカウントをリピートして回せるので、自動保存間隔の15分をタイマーにして「Repeat」にチェックを入れておくと、15分ごとにメッセージを表示してくれます。

tokio_alert

アラートを表示するときもウィンドウの制御を奪わないので、作業は邪魔されません。

シンプルなソフトですが、自動保存が入る少し前のタイミングからカウントを回しておけば、毎回もうすぐ自動保存が来るのが分かるわけですね。

なので逆に、30分とか1時間をめどにカウントを回し続け、メッセージの度にキリが良い所で自分で保存するという使い方もできますよね。この場合は作業を邪魔されることがないので精神衛生上Goodです。

Windows XP / 7動作確認済。

#正直、Cubaseは保存時間がトラック数に比例する仕様どうにかしてほしい……ここだけはイケてないところだと切に思います。

身の回りに自分より技術の高い人間を置くと、創作活動は楽しくなる

振り返れば小学生のころから書いていた完全黒歴史の小説から始まり、僕も青春から社畜までを創作活動に費やして生きてきました。

その中でも音楽は、僕にとって非常に大きなウェイトを占めているものであり、今後も一生続けていくものなんだろうなと思います。

そんな音楽ですが、一時期辞めてしまおうかと思った時期がありました。
2011年に僕は「三年幻想郷」というベスト盤を出し、東方アレンジはこれで一旦区切りにしました。

2011年「三年幻想郷」

2011年「三年幻想郷」

区切りにした理由は色々あったのですが、その中でも一番大きな要素が、「音楽作りが楽しくなくなった」というものでした。これまた色々な理由や要素があるのですが、大きかった要素としては、自身の技術向上を感じられないというものがありました。

技術向上というのは自身では体感しにくいものなのですが、僕は「1曲作るごとに、新しい技術や考え方を取り入れる」ということをやってきました。
こうすることで、確実に自分の引き出しと技術力が増えるだろうと、そう思ったわけです。

結論からいうと、その考え方は正しいと思います。でも欠点があるのです。
それをこれからお話します。

「新しさ」がなくなると、音楽制作は辛くなる

でも、その「新しい」ことがなくなれば、どうなるでしょうか?

「新しい」というのは、新しいジャンルを作る、新しいサンプリング素材を使う、新しい機材を買う。何でも良いんです。新しいことをやれれば。

東方アレンジを量産していた頃は、音楽の仕事をしている方や同じ道を目指す人間たちと色々な情報交換をしながら進めていました。
しかし、このCDを出した後からはそういう繋がりが途絶え、周りに音楽を作っている人が減ったのです。

なぜそうなったかというのは簡単で、神乃木製作所が旧体制での活動が続行できなくなったからです。
これは僕自身、曲の量産に疲れていたというのもかなりありますし、活動スタイルを変えたこと自体はあまり後悔してないです。

話を戻すと、「新しい」ものというのは、2つのものから吸収できます。
1つめは自分。2つめは他人です。

そして、1つめの「自分」による新しいものの追求は、必ずあるところで限界がきます。無理なんです。
じゃあそこでぶち当たったとき、何が大切か? というと2つめの「他人」になるんですね。

僕はその「他人」を周りに置かなかったせいで、「新しい」を追求することができなくなってしまいました。2011年頃から2013年の途中頃まで、殆ど曲を作ることができず、何より辛い状態を過ごすことになったのです。

しかし、結果的には自分は、音楽制作をするしかないんだろうという強迫観念めいた欲求から音楽制作に戻ってきたわけです。

音楽制作に復帰してからやったこと

再び音楽制作に復帰してからやったこと。それこそが、2つめの「他人」を自らの近くに置くことです。
特に、自分より技術のある人間を周りに置くのが大切です。でもそれだと吸収しっぱなしになるので、出来ればお互いに参考にしあう面が多いような人を置くのが理想です。

最近、自身に欠けている能力は、特に「エンジニアリング力」と「楽典の知識」だと感じています。
特にエンジニアリング力については、音質に直結する問題であります。

音質なんて一般の環境ではあまり気にならないものかもしれませんが、曲の品質を決める最重要ポイントだと僕は思います。
どんだけ良い曲が作れても、音質が悪かったらその曲は死んでしまいます。

だからこそ、僕はより良い音質を追求し、自身の曲をなるべく良い形で届けられるような、そんな方法を探すことにしました。

ソンさんのマスタリング

そんな中、知り合いのソンさんという方に、「この前神乃木さんがニコ動に上げていた曲をマスタリングさせてほしい」という提案を受けました。
ソンさんは同人分野で既に何百曲もマスタリングを行っている実力者で、技術や知識もかなりある方です。

ニコ動には僕がマスタリングしたものをアップしており、それなりに音質面でも満足していたのですが、ソンさんのマスタリングは僕のその「満足」とは何だったのか? と問いなおすレベルのものでした。

マスタリングというのは、音量を上げて、聴きやすくするための音楽制作の最終段階です。

音量を上げるだけのマスタリングは、機材とある程度の技術があれば誰にでもできます。でもそれ以上の「付加価値」をつけていくのが、マスタリングエンジニアの仕事なんだろうなと僕は思いました。

例えば「この楽器をもっと聴かせるにはどうするか?」とか、「ここをうまく魅せたい!」とか、そういう曲のトータルバランスを考えて、0コンマ数dbの世界で細かく数値を調整していくのが、マスタリングという工程なのです。

それをソンさんは自分なりに僕の曲を咀嚼し、どこを魅せるのかも含めて、理論がしっかりと通ったマスタリングを出してくれたわけですね。結果は言わずもがなです。素晴らしいです。

僕自身がマスタリングエンジニアとして生きていくつもりは全くないですし、音楽自体もしばらくは趣味のままになるとは思います。
しかし、そういう風に「すげえ!」って思えるものを見せられると、やっぱりやる気になるんですよね。
「俺もこの技パクろう」って思うわけです。

これが、さっき言った「新しい」部分なんですよね。

こうやって新しい部分を吸収して自分の作品にフィードバックしていくことが出来れば、音楽制作は楽しく出来るんだと思います。

身の回りに自分より技術の高い人間を置くことで、創作活動は楽しくなります。

ソンさんのマスタリングはまだアップできないのですが、取り急ぎ自分のマスタリングした作品については以下から視聴できます。

ディスプレイと目の距離を離す! キーボード台を安く作って机の奥行きを広げる方法

作業環境をトリプルディスプレイにしていると、ディスプレイの領域が広すぎて首を動かすのに結構疲労が伴います。

そこでディスプレイの距離を離して運用することにしたのですが、我が家のデスク(奥行き60センチ)ではディスプレイを離すのに限界がありました。そこで椅子の方を離そうと思ったのですが、そうすると今度はPCのキーボードが遠くなる。

作業前の様子。少し画面との距離が近すぎる。

作業前の様子。少し画面との距離が近すぎる。


PCのキーボードを手元に置きつつ、ディスプレイから遠ざかることができれば、目にも首にも優しい環境が出来上がって最高ですよね。

そこで購入を検討したのが以下の商品。

間違いなく良いことは分かるのですが、ちょっとお値段が張りますね……ということで、キーボード台を簡単に作ってみることにしました。

材料

材料はとても簡単です。木の板と、板と机を挟むクランプだけ。

板はある程度丈夫で厚みのあるものということで、厚さ17mmある以下のボードを購入しました。

うちは東急ハンズ本店で購入したので、幅を800mmまでカットしてもらいましたが、900のままでも特に支障はないと思います。むしろコーヒーを置くスペースができるかも?

クランプについては以下の製品を2つ購入しました。

机を直接クランプで挟み込んでも良いのですが、机に傷がついたりするのを防ぎたい場合、ゴム板を間に埋めておくとより確実です。

組み立てる

あとはこれらの部品を写真のように配置し、クランプを両脇に取り付けるだけ。

desk1

下から見るとこのような感じで挟み込んでいます。

desk2

一見不安定そうに見えますが、がっちりホールドしておけば割りと体重をかけても大丈夫だったりします。

これにより、キーボードを手前に伸ばしてディスプレイと距離を取ることができました。

なんといっても、スライダーを買うと12000円近くするのが3000円程度で済むのですから便利ですよね!

おかげで首や視線を動かす量が少なくて済み、疲れが軽減されたような気がします。

【Cubase】ロジカルエディターを使ってピアノの和音を一括で微妙にずらす

MIDIでピアノを打ち込んでいると、和音に対してなんとなく違和感を感じます。
どうしても機械的に聞こえてしまうのですね。

人が弾いたピアノというのは絶対に微妙なテンポのずれとか和音のずれがありますから、それらを無視して演奏したら機械的に聞こえるのは当然です。

ちなみに超上手すぎるピアニストはあまりにもずれがなさすぎるため、逆にずらして演奏するようオーダーされることもあるそうです。

和音というのは3音とか4音で鳴らされることが殆どですが、リアルの演奏において全ての指が全て同じスピードで同時に押されるというのは結構考えにくいです。

そこで今回は、ピアノ譜における和音を少しずらして押せるように、ロジカルエディタを用いてノートの位置を一括でずらします。

「MIDI」→「ロジカルエディター」を開いてみます。

logical1

ロジカルエディタの画面は簡単で、上部のウィンドウで条件を設定し、条件に合致するイベントやノートに対し下部のウィンドウの操作を実行します。

ここでは、一定地点より後ろにあるノート全てに対して、ポジションをを-5~5の範囲でずらすということをやってみます。

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今回の譜面はこんな感じです。ピアノの和音がありますが、1つ1つずらす作業は少し面倒くさそうですよね。

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従って、ロジカルエディタに以下のように入力します。

①まずターゲットとする音符は、カーソル位置以降のもの。

②操作は、ポジションを「相対的なランダム値を加算」し、ランダム値の範囲を-5か5としてみます。

「適用」を押すと、和音が微妙にずれて以下の様な状態になりました。

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どうでしょうか? 微妙に機械っぽさが消えたと思いませんか?

値はもっと大胆にずらしたりしても大丈夫だと思いますが、あまりずらしすぎるとベロシティの編集が面倒になるので、最後にやる作業にしてみても良いかもしれません。

 

優秀なマキシマイザー「SLATE DIGITAL FG-X」を購入してみた&注意点

マキシマイザーに新しい彩りがほしいと思い、評判のよかったSLATE DIGITAL FG-Xを購入してみました。

試しに自分のトラックに突っ込んでみたところ、とっても自然に、つまりオーディオインターフェイスのボリュームを上げた時のような自然さで音圧が上がりました。
L3-16も簡単に音圧が上がるツールとして有名ですが、簡単さで云えばこのプラグインも互角に勝負できると思います。

しかしFG-Xの凄いところはそれだけではなく、何より「音のキャラ付け」を変更するのがとても上手です。FG-Xにはいくつかのノブがあり、この中の「TRANSISTENTS」や「DYNAMIC PERCEPTION」、「ITP」を弄ることで、とっても簡単に、かつ音像を劣化させることなく透明感だったり躍動感のあるサウンドを得ることができます。使い始めて10分で「お、いいな」という音になるのですごいです。

マスタートラックに挿入したFG-Xの動作風景

マスタートラックに挿入したFG-Xの動作風景

また優秀なコンプレッサーも付いているので、こちらも合わせて使うことでより好みに合わせて調整できそうです。

基本的に僕は難しいプラグインは使わない(簡単で良い音が鳴るプラグインが好き)なので、こういうわかりやすいプラグインはとっても好みです。今後はマスタリングに限らず、曲全体の音のキャラ付けとしても使っていこうと思います。

Cubase7.5 の64bit環境で、FG-Xをロード時にDAWがクラッシュする問題

ところで、うちの環境はWindows7 64bit でCubase7.5 64bitですが、この時既存のプロジェクトのいくつかを開いた状態でマスターにFG-Xをインサートすると、DAWごと落ちることが何度かありました。

これの原因ですが、どうやら「Cubaseがメモリを3.2G以上専有している状態でFG-XをインサートするとDAWごとが落ちる」ということのようです。

また、一度インサートしてしまえば、その後3.2Gを越えてもプラグインは問題なく動くみたいです。なので、最初から挿入してプロジェクトを作るか、挿入時にはKontaktのサンプルをPurgeする、一部音源を一旦フリーズするなどしてメモリ占有量を一時的に減らし、その後FG-XをインサートしてあげればDAWのクラッシュを回避できます。