神奈川の自宅から名古屋駅まで自転車で行ってきた

走行距離約350km、日数は2泊3日(9/19-21)
まったくもって何がしたいか分からない旅行をしてきました。

事の発端。

「あ~なんかこのままだと色々マンネリ化してて嫌だな」

「どっか出かけるか~」

「電車はいつも使ってるし、自転車旅行でもするか」

福島・東北方面:色々厳しい
長野方面:坂道きつい
千葉方面:距離が短い
消去法で静岡方面が決まる

「静岡いけるなら名古屋行けるんじゃね?」

「まぁ無理なら帰ってくればいいしなwww」

これで旅行がスタートしました。

正直なところ、かなり辛かったです。
それまで自転車で1日10キロも走ったことのないような人間が、突然1日100キロ(2日目は140キロ近く)x3日走るわけですから、これはもう無謀としか言いようがありません。

1日目は度々スコールに見まわれ、全身びしょ濡れになりながら自転車を漕ぎました。
2日目の夕方くらいには熱中症と疲れで体が本当に動かなくなり、フラフラになりました。
3日目にはペースをつかみ、干し梅とスポーツドリンクのお世話になりながらひたすら走りましたが、ゴールの名古屋駅に着いた瞬間大雨でびしょ濡れになりました。

以上のことを総合するに、今回の旅行は色々な意味でひどいと言えます。

今回の自転車旅行をしてみて、感じたこととかをまとめておきたいと思います。

よかったこと

  • 県境を超えて、新しい町に入るたびに達成感を味わえる。
  • 自分の足でペダルを漕ぐことで、進んでいることを実感できる。
  • 漕いでる間は余計なことを考えなくてもいい。
  • 風景がきれい。
  • よく眠れる。

わるかったこと

  • 雨と炎天下のダブルコンボで体が死ぬ
  • 日焼けがヤバい
  • 宿を探すのに苦労する(2日目)
  • そもそもの行程に無理があり、観光する余裕など無かった
  • 自転車の陸送手配がめちゃくちゃ面倒(分解できないタイプだったので)

わかったこと

  • 自転車旅行は想像以上に金がかかる。自転車の装備、食費、ドリンク代、宿泊費、帰りの陸送費用、電車賃含めて、2泊3日で4万近く使っている。
  • 道の駅の存在がもの凄くありがたいということ。旅行中は目についた道の駅殆どに寄って休憩した。
  • iphoneがあれば、地図が無くても旅行できる。そう、iphoneならね。
  • 神奈川~名古屋はとても遠いということ。
  • それを2泊3日で走るのは無茶ということ。
  • 電車と新幹線は神のように偉大な乗り物だということ。

2泊3日、1日のうち自転車に乗ってる時間のほうが長いという日を経験すると、時間や距離に対する考え方が変わってくるのがわかります。
あと、色々と頭の中で考えてたことが一旦全て放棄されるので、それまで悩んでたこととかがどうでもよくなります。
そういう意味では、「色々マンネリ化してて嫌だなー」という問題についてはある意味解決したのかもしれません。
というより、すでに何で悩んでいたのかよく分からなくなっているので、結果としては大成功だったのかもしれないですね。

では、旅行記録に移りたいと思います。

1日目:相模大野→沼津

246号線をひたすら南下するルートを走りました。箱根経由で1号線を走る場合、箱根峠で死ぬことが確定的に明らかだったので、少しはマシそうな御殿場ルートを選択した結果です。
とはいえ御殿場も標高500mくらいあるので、それなりにキツい行程でした。

ルート(Googleマップ): http://is.gd/eVN4Qb


11時頃

相模大野南区役所を出発。しばらく市街地を抜けるが、交通量や歩行者が多い。おまけにところどころで小雨が降っており、この旅が歓迎されていないことがよく理解できる。

13時頃

伊勢原市を抜けて、いよいよ山道らしい道に入る。その前にコンビニで休憩。

15時頃

新松田付近の写真。山岳気候を彷彿させる大粒の雨で全身びしょ濡れになる。このあたりの雨は、「雨が降る」というものではなく、「雨が来る」といった感じで、まず雨の轟音が聞こえ始め、その後10秒くらいで一気に雨粒が落ちてくるということが多かった。

15時半頃

山岳地域はバイパスが通されているが、自転車はバイパスを走行できないため旧246号線を走る。旧道は交通量も少ないので、道路の真中を悠々と走ることができる。

16時頃

ようやく静岡県へ。駿河小山周辺を走るが、このあたりから標高が上がり始めて上り坂が増える。途中で自転車を押す場面も何度もあった。

18時頃

「道の駅 ふじおやま」に到着。暗くなり始めたものの、まだ走れそうだし、ここで泊まってもしゃあないので先を目指すことにする。

しかし、御殿場から南下した裾野市、沼津市へ至るルートは20km近く続く長い長い下り坂であり、バイパスをひたすら下るだけで沼津に着いてしまった。

19時半頃 沼津駅着

ホテルは写真に見える東横インに宿泊。会員に入会させられ、結局6600円くらい払った気がする。高いって。

沼津と言えば海の幸! ってことでホテル近くの料理店で刺身定食を食ったが、まったくもって美味しくなくて笑った。大学近くのマルタカとか新宿のひまわり寿司とかアキバの元祖寿司のが数百倍美味い。

この日の走行距離:約95キロ

 

2日目:沼津→浜松

沼津から先は名古屋まで、ほぼ国道1号線(東海道)をたどるルートです。1日目とは打って変わった炎天下で、太陽に焼かれながらの旅でした。

ルート(Gooleマップ): http://is.gd/IAGSf8

7時頃

起き上がってホテルの朝食を食いまくる。箸を咥えてたらボキっという音で箸が折れたが、見なかったことにして返却口に戻した。

8時頃

出発して1号線を走る。この付近の1号線は道路と自転車・歩道がきっちり区別されていて、自転車道もよく整備されているので走りやすい。

9時頃

田子の浦周辺。富士山をバックに休憩。

11時頃

蒲原の小学校(蒲原東小学校)。適度な田舎具合、都心へのアクセスのよさ等色々考えるとこのへんに住むのが良いんじゃないかと思えてくる。

11時半頃

上は国道1号線、左は堤防と海、自転車はその下の道をひたすら走ることになる。

12時頃

清水に到着。腹が減ってしょうがなかったのっで一人焼肉をキメる。

14時頃

静岡駅に到着。これで目標の半分だから絶望的だ。

16時頃 島田市付近

このあたりで本当にしんどくなって進めなくなる。
当然だ。最高気温33度とかいってる天気で、炎天下の中8時間近く自転車に乗ってるわけだし。
どこかの店の駐車場でぐったりと横になって過ごす。
そういえばiphoneを持ってきているから音楽を聞けるということを思い出し、ハッピー☆マテリアルに元気づけられ、泣きそうになりながら先を進むことにする。
熱中症気味でひどい頭痛だったので、上海で買ってきた頭痛薬と栄養ドリンクを飲んでペダルを進める。

17時頃 大井川を渡る。

17時半頃

菊川の北側にある峠。あまりにも坂道がきついので自転車を押して歩く。

時間的に掛川付近で宿泊するのが妥当に思えたが、陽が暮れたのでもう少し走れるだろう、ということで掛川、袋井、磐田を通過する。

20時頃

天竜川を渡っていよいよ浜松市へ。その日は浜松市の安いホテルで宿泊したが、壁が薄すぎて隣の飲み会の声が丸聞こえだった。

この日の走行距離:約140km

3日目:浜松→名古屋駅

ひたすら1号線を進むルート。

ルート(Googleマップ): http://is.gd/P8U7gR

7時半頃

体を引きずりながら起床。ホテルを後にする。

9時頃

浜名湖を渡る。

10時頃

「道の駅 潮見坂」の近くで運命の出会いを果たす。

「潮見坂」といういかにもエロゲに出てきそうな地名だが、実際には海と坂以外何もないとんでもない田舎だった。


10時半頃

ついに愛知県に入る。潮見坂で標高を上げたので下り坂を走りながらの一枚。

そのあとは1号線をひたすら北上する。

場所によっては並行するこんな道も走る。

14時頃

岡崎市通過。岡崎城を尻目にさらに北へ。

16時頃

ついに名古屋市へ

17時頃

名古屋市内は思ったよりスピードが上がらない。

18時半頃

ついに名古屋駅到着。この写真を撮った直後、大雨でずぶ濡れになった。本当にとことんツイてない。

この日の走行距離:約105キロ

三日間の合計走行距離:約350キロ

ちなみにこの翌日、自転車をヤマト便で神奈川に送り返すときには、台風の大雨の中営業所まで2キロ近く自転車を押していくことになり大変面倒でした。

まぁでも若いうち&学生時代にしかできないことなので、こういうアホなことをするのも良いかなと思います。

もう二度と同じ事はやりたくありませんがwwwwwwwwww

 

最後に、持っていったもの&自転車の装備を紹介しておきます。

自転車:ふつうのクロスバイク

自転車の装備で買い足したもの:サイクルコンピュータ(速度と距離を表示するツール)、疲れにくいサドルカバー(ゲルが入ってる)

持ち物:着替え、タオル、薬類(頭痛薬、正露丸、絆創膏、吐き気止め等一式)、サンダル(雨のときすごく重宝した!)、携帯食料、懐中電灯、アーミーナイフ、パンク修理キット、自転車チューブ、レジャーシート、iphone

持っていけば良かったと思うもの:日焼け止め、サングラス、空気入れ(ミスにより持っていけなかった)

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9 件のコメント

  • お疲れ様でしたばーかばーかwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwちっくちっくちっくwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww

  • 中身を見たら「自転車旅行」じゃなくって「長距離サイクリング」だった件wwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww

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