優秀なマキシマイザー「SLATE DIGITAL FG-X」を購入してみた&注意点

マスタートラックに挿入したFG-Xの動作風景

マキシマイザーに新しい彩りがほしいと思い、評判のよかったSLATE DIGITAL FG-Xを購入してみました。

試しに自分のトラックに突っ込んでみたところ、とっても自然に、つまりオーディオインターフェイスのボリュームを上げた時のような自然さで音圧が上がりました。
L3-16も簡単に音圧が上がるツールとして有名ですが、簡単さで云えばこのプラグインも互角に勝負できると思います。

しかしFG-Xの凄いところはそれだけではなく、何より「音のキャラ付け」を変更するのがとても上手です。FG-Xにはいくつかのノブがあり、この中の「TRANSISTENTS」や「DYNAMIC PERCEPTION」、「ITP」を弄ることで、とっても簡単に、かつ音像を劣化させることなく透明感だったり躍動感のあるサウンドを得ることができます。使い始めて10分で「お、いいな」という音になるのですごいです。

マスタートラックに挿入したFG-Xの動作風景
マスタートラックに挿入したFG-Xの動作風景

また優秀なコンプレッサーも付いているので、こちらも合わせて使うことでより好みに合わせて調整できそうです。

基本的に僕は難しいプラグインは使わない(簡単で良い音が鳴るプラグインが好き)なので、こういうわかりやすいプラグインはとっても好みです。今後はマスタリングに限らず、曲全体の音のキャラ付けとしても使っていこうと思います。

Cubase7.5 の64bit環境で、FG-Xをロード時にDAWがクラッシュする問題

ところで、うちの環境はWindows7 64bit でCubase7.5 64bitですが、この時既存のプロジェクトのいくつかを開いた状態でマスターにFG-Xをインサートすると、DAWごと落ちることが何度かありました。

これの原因ですが、どうやら「Cubaseがメモリを3.2G以上専有している状態でFG-XをインサートするとDAWごとが落ちる」ということのようです。

また、一度インサートしてしまえば、その後3.2Gを越えてもプラグインは問題なく動くみたいです。なので、最初から挿入してプロジェクトを作るか、挿入時にはKontaktのサンプルをPurgeする、一部音源を一旦フリーズするなどしてメモリ占有量を一時的に減らし、その後FG-XをインサートしてあげればDAWのクラッシュを回避できます。

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