神乃木です。
実は去年の後半から年明けにかけて、ブルースクリーンに大変悩まされておりました。
もうなんなのかと。
だいたい2日に1回は落ちています。
私が使っているPCは2012年の頭に組んだマシンですので、既に使い始めて2年が経過しています。
なので電源やマザーボードが劣化していてもおかしくはなく、「これはPC組み直しかなぁ……」などと考えておりました。
しかし、ブルースクリーンが出るタイミングがどうも一定しない。過去の経験上、電源が原因のブルースクリーンはだいたい高負荷をかけると必ず発生する(電力不足が原因なので当然ですよね)ので、電源はまだ大丈夫そうです。
となるとメモリかマザーボードが悪いんだろうという結論になり、メモリテストをかけてみました。
メモリテストにはUSBメモリに書き込めるmemtest86+を使いました。
Memtest86+ – Advanced Memory Diagnostic Tool
http://www.memtest.org/#downiso
こいつの「Download – Auto-installer for USB Key (Win 9x/2k/xp/7) 」を選ぶと、インストーラーでUSBメモリの場所を指定するだけでmemtest86+の起動環境を作ってくれるのでとても便利です。
実際にテストしてみた
やっぱりメモリエラーが出ました。しかし3周しても1つだけしかありません。
通常、メモリにエラーが場合は、1周めから大量にエラーが出ます。
エラーの参考画像
もう少し様子見をしましょう。
丸一日ぶん回して17周した結果、更に3つのエラーを検出することができました。
さて、この数だと結構迷いますね。4つというのはmemtestのエラーでは少ない。
もしかしたら電源が不安定になってその度にエラーが起きているのでは? と考えることも出来ます。
メモリにエラーがなくても、例えば家に供給される電圧が変わったとか、ドライヤーを入れたとか、そういう要因で電力が不安定になり、結果メモリにエラーを引き起こすことがあるからです。
しかし、よく見るとあることに気づきました。
- エラービットが全て同じ(02000000)で起きている
- エラーの起きたアドレスの末尾が全部3cである
- エラーの起きた位置も800MB-1000MBの位置の間
もしも電源が原因でエラーが起きている場合、もっと色々なアドレスで不規則なエラーが発生するはずです。
そう考えた結果、「やはり原因はメモリじゃないか?」という結論に至りました。
ということで、エラーの起きたアドレスを含む0-4096MB部分となる1つ目のデュアルチャネルのメモリを抜き、16GBあったメモリを8GBにしてテストを実施しました。
結果、合格。
これにより、メモリ(もしくはメモリスロット)が原因であることが明白になりました。
メモリ購入へ
というわけで、16GBでは不足しがちだったこともあり、8GBx2のメモリを買いに行き、都合24GBにメモリを換装することにしました。
今回購入したのはこちらのメモリ。
Amazonで安かったのでそこで買うつもりでしたが、ヨドバシの店員が親切に対応してくれたので、ヨドバシにて18700円にて購入。
早速換装してみた結果!
見事メモリテストをクリアすることができました。
(エラーがない=クリア)
というわけで今回のブルースクリーン多発はメモリが原因であることが明らかになりました。
2年前でも購入当初にメモリはテストしているため、恐らく使用中に劣化してきたのが原因かと思われます。
特定部分の書き換えでエラーが出るというのも、素子が劣化しており、安定して書き換えができなくなっていたことが原因でしょう。
メモリの書き換え不可というのは日常的な使用のあらゆる場面で起きうることですから、色々な場所でブルースクリーンを吐いていたのも納得ができます。そして、17回テストして4回しかエラーが出なかったというのも、ブルースクリーンの頻度が低めだったことの原因だと思います。
ちなみに使用していたのはシリコンパワーのメモリでしたが、サポートセンターに問い合わせたところ無償交換で新品になるらしいので良しとします。
私もMEMTEST86+でエラーが大量に出て悩んでいたのですが、
BIOSのGraphic Aperture Sizeの設定をデフォルトに戻したら直りました。