こんにちは、神乃木です。
今年(2019年)の目標の一つに、「語学力を上げる」という目標があったのですが、どうやらこの1年でそれなりに英語力が上がったみたいです。
具体的には、今年の1月からNOVAにレベル7(スコア6.0)で通っていたのですが、本日のテストでレベル8(スコア7.5)に合格しました。もちろんネイティブのように話すことはできませんが、それなりに会話についていける、少なくとも日常生活では困ることがないというのがレベル8の基準のようです。
なので今日は英語を勉強しようと思ったきっかけ、英語が話せるとどういうメリットがあるのか、どう勉強したのかみたいな話をしたいと思います。
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なぜ英語を勉強しようと思ったのか
ご存知の通り、Cities:Skylinesなどの海外産ゲームは、海外のプレイヤーやクリエイターも多く、日常的に英語を利用する場面が多くあります。
私も元々受験期に勉強したのもあり英語はある程度は使える人間だったのですが、実際にゲームのコミュニティで話していると、よりスピーディで正確なコミュニケーションを取るにはまだまだ勉強をする必要があるなと感じていました。
仕事でも英語はそれなりに使う部署ですし、海外の文献とかを漁る上ではやはり英語力は必要不可欠。サラリーマン的にも、「語学力を向上しようと努力しています」という実績は人事的にも高評価なので、趣味・仕事での一挙両得を狙うべく勉強してみようと思った次第です。
NOVAを選んだ理由
社会人がビジネス英会話を勉強しようと思うと選択肢はたくさんあります。ベルリッツとかGABAとかその辺が多分メジャーなんじゃないですかね。
その中でNOVAを選んだ理由は、何といっても「学費が安いから」です。ベルリッツとかGABAって1回あたりのレッスン料が6000円から7000円くらいするんですよね。もちろんマンツーマンでのレッスンですし、テキストの品質も高く身につくのは間違いないのですが。
ベルリッツとかは会社の補助が出るものの、その金額はおよそ3割くらい。1回4000円〜5000円くらいはしてくるわけです。しかもGABAに至ってはレッスン料金を一括で35万円とかで払うんですよ。ちょっと難しいかなと。
それに比べてNOVAはレッスン料は月々1万円で4回通えます。1回あたりのレッスン料はたった2500円。この2つに比べると圧倒的に低価格で通いやすい。もちろんレッスンはグループレッスンなんですが、話す習慣をつけるという意味では十分足りるのかなと思いました。
NOVAのレッスン内容と良いところ
というわけで入会申込をして通い始めたのが今年(2019年)の1月。レベルチェックテストとやらを受けるとどうやら自分のレベルは「6」らしいです。日常会話がだいたいできる、みたいな位置づけらしいですね。
NOVAのレッスンは1回あたり40分で、前半に今週あったこと、この後の予定みたいなソーシャルな会話を行い、後半にテキストを参照しながら「今日の構文」みたいな感じのレッスンを行っていきます。例えば今日は「I’m happy with…」みたいな、withを伴う形容詞の使い方というレッスンでした。
実際のところ、受験英語を極めているとレベル7の教科書の内容は概ね(8割以上)理解できるのですが、とはいっても抜け漏れはあるもので、自分の理解度チェックを行いながら進めていける点は良かったです。使う構文もネイティブがよく使う構文ですし、覚えてるとDiscord(チャットツール)でその構文を見て「あ、これ見たな」みたいなことが結構あったりします。実践的な構文を学べるという点では良かったと思います。
また、これは講師や校舎に依存するのですが、私が通っている校舎ではきちんとミスを指摘して教えてくれる丁寧系の先生と、細かいミスは気にせず会話を盛り上げることを中心にレッスンを進める先生との二通りがおり、気分や進度に応じて講師を使い分けられるのも良かったです。
講師の出身もイギリス、アメリカ、オーストラリアなどバラエティがあるので、微妙な発音・アクセントの使い分けなどを知らず識らずのうちに身につけることができ、ダイバーシティ的にはGoodですね。
これは担任制を持たないNOVAならではの使い方だと思います。
NOVAの悪いところ
とはいえNOVAもメリットばっかりではないです。最大のデメリットは、グループレッスンでレベルが低い人がいるとレッスンの進行が止まることです。約8ヶ月ほどレベル7でレッスンをやってきましたが、レベル7は上手い人と下手な人の差が結構激しいです。NOVAは昔から「ある程度長い間通っていると温情措置でレベルを上げてくれる」という噂があるのですが、やっぱそれなのかなぁと思う人も一定数います。具体的には単語1つをロードするのに2秒位かかる人とか。
語学力の良し悪しは日常会話の場面ではまったく気にしないのですが、レッスンについてだけは、こっちはお金を払ってレッスンに来ている以上、レッスンの進行を妨げるレベルの人はもう少しうまいこと隔離してほしいなぁと思う場面は多かったです。なのでわざと不人気の講師のレッスンを選んだり、下手な人が来る時間帯を外して予約したりとかしてました。
あと、NOVAのテキストも改善の余地が残ります。テキスト右上のエクササイズゾーンみたいなものがあるのですが、このエクササイズの例が結構イケてない。例えば「左のフィールドと右のフィールドを結んで英文を作りなさい」みたいな問題があるものの、この右のフィールドが複数の回答が含まれてたりする。なので語学力とは別なところで「どっちがより適切なストーリーになるだろう?」みたいなことを考えさせられます。ちなみに講師に聞くと「どっちの答えでもいいよ」みたいなこともあります。
この辺のテキストの作りは改善してほしいところですね。
NOVAはTOEIC対策にはなるのか?
NOVAのレベルで7→8に上がったことは言いましたが、実際にどのくらいTOEICの点数が上がったでしょうか? 少し前にTOEICを受ける機会があったので受けてみたのですが、通い始める前が760点で、通い始めた後で835点になってました。
TOEICは結構テクニックも必要とされるテストなのですが、その中でも800点を超えてくるとボキャブラリーとかより処理能力を必要とされてくるので、たくさん話してたくさん聴いて英語に慣れる必要が出てきます。そういった意味では、英会話学校に通って定期的に英語を使うというのは悪い選択肢ではないかと思いました。
NOVAレベル8のテストの内容
ちなみにレベル8のテストはだいたい次のように進行しました。
- 自己紹介をしてください。どこに住んでいて、何をしていて、休みの日の過ごし方を教えてください。
- リスニング。2つの会話(事前録音)を聴いて、1つ目は内容について話せる限り話してください、2つ目は講師の質問に「はい」か「いいえ」で答えてください。
- スピーキング。1と2の内容に基づいて会話をします。
1の自己紹介パートはとにかく話すしかないです。私の場合には「東京の◯◯区に住んでいます。近所に公園があって、春先にはたくさんの桜が咲いて綺麗だし気に入っています。仕事はIT関係の仕事ですが、事業計画とエンジニアリングの両方をやっています。休みの日には3Dでキャラや建物を作ったりしてます」と答えました。講師から「何のキャラなの?」と聞かれたので、ゲームで使うバックグラウンドの人なので名前とかは特に無いと答えました。
リスニングについてはショッピングの話題。ある女性がショッピングモールを気に入っているという話しと、もう一つは男女の会話で買い物があるから忙しいみたいな話をしてました。これはメモをとっても構わないので、重要な単語をメモっておきます。店の名前とか人の名前の固有名詞をメモってきちんと言えると講師からの評価が上がりますね。
スピーキングでは「リスニングでは買い物の話題が出たけど、買い物ってよく行く?」という話からスタート。「月に2回くらいは買い物に行きます」と言ったら「最後に買ったものは?」と言われたので「エコバッグを買いました。世界的な環境保護の動きがあるし、プラスチックを減らすことは環境に良いことだから」という話をしました。まあそのために買ったというよりは、海外行ったときには紙袋をくれないのでそのために買ったんですけどね。
その後「次の買い物の予定はある?」と聞かれたので、「ロンドンに出張でいくのでその準備をします」と答えたら、話題は海外旅行の話に。「ロンドンに行ったことありますか?(Have you been there before?)」みたいな質問を講師にできると高得点です。あちこちのブログでも「講師に質問できたか」は一つの分水嶺になってるみたいなので、隙あらば質問する姿勢は大事ですな。
そんな感じで15分のテストは終了。ウェルダンウェルダンと言ってたので受かってただろうな〜と思ったらやっぱり受かってました。やったね。
テスト結果は以下の通り。
2枚めの評価項目はめっちゃくちゃ量があるので、これだけの評価項目をうまく満たすには結構喋らないといけないですね。
週1回のレッスンでは足りない
ちなみに、私は週1回のレッスンで通っていましたが、これだけで英語力が向上するとは思っていません。週1回というとたった40分なので、1週間のうち40分英語に触れただけでは絶対上達しないです。
英語でも何でもそうですが、物事の上達はインプットとアウトプットのサイクルで成り立つものなので、NOVAで学んだ構文や表現を実際に使っていかないと身につかないと思います。
そういう意味では、Cities:Skylinesの英語コミュニティとかはうってつけですね。否が応でも英語が目に入ってくるので、ログを読んで会話に参加するだけで練習になります。ゲームに対する質問に英語で回答するのも良いですね。
英語の上達を実感した場面
語学力というのは一朝一夕に仕上がるものではないですが、語学力の上達を感じる場面というのはもちろんあります。
具体的にはリスニング力が圧倒的に伸びました。特にUS英語を話す人の英語は、ナチュラルスピードで話していてもだいたい何を言ってるか聞き取れるようになってました。「あれ、こんなに頭に入ってくるもんだったっけ?」と自分でびっくりするくらいです。
ただし文法や表現が多様な映画を字幕なしで見るみたいなのは無理ですね。子供向けとかディズニー映画くらいは大丈夫です。
また、話しているときにも自分が忘れていたはずの単語を話していたこともあります。
英語を勉強しててよかったと思う場面
こういった勉強を継続しててよかったと思う場面もあります。それは副業で海外案件を受注できたこと。
ご存知の通り日本の副業(のWebサイト制作とか)の個人宛って本当にゴミみたいな値段で買い叩かれるので、英語ができて海外向けの仕事を受注できるのはめちゃくちゃありがたいです。
Webサイト制作でも、見積もり8万で出して完了したら「早くていい仕上がりだ!10万円振り込んだよ!」みたいなこともあります。
ただ海外向けの案件をやる場合には経産省のガイドラインに従って輸出管理をきちんとしないと万一の場合刺されるので、そのへんはきちんとやりましょうね。この辺の細かい話は今度します。
とにかく、衰退してる日本市場から外に目を向けて案件を取りにいけるというのはとっても便利なことなので、この点に関しては英語ができてよかったなぁと感じますね。
次の課題は発音
とりあえずレベル8のレッスンが受けれるようになったので、次の目標も考えていかなきゃいけないですね。
今の所特に気になっているのは発音の矯正です。日本人にとって英語の発音って本当に鬼門なんですよね。日本語の50音にない音がある上に、なによりカタカナ語のせいで正しい発音を邪魔されることがめちゃ多いです。「エクスペリエンス」じゃなくて「イクスピアーリェンス」ですみたいな。これ本当に困る。自分で話してて情けなくなるので、ちゃんとした発音を学んで、リズムよく話せるようになりたいですね。
というわけで今日は英語の話でした。「金になる」「友達が増える」というモチベーションがあるのは最強なので、「勉強しなきゃと思うけどなかなか……」みたいな課題感を持っている方は、ぜひ海外との取引を一つの目標にして勉強してみるのもいいと思います。
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